投稿日:2020年6月12日 | 最終更新日:2024年6月9日
【AO入試、推薦入試が2020年度入試から大きく変わるってホント?】
こんにちは。
オンライン推薦入試塾夢ゼミ塾長の秋田です。
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今回は、何かAO推薦入試で変化が起こることは耳にしたけど、
何が変わるかイマイチわからない!という方に
読んでほしい記事となっています!
本記事を読み終えた頃には具体的にどんな変化が起こるのか、
そして何の対策がこれから必要になるのか、
まで知ることができること間違いなし!
では、早速読み進めていきましょう!
1.言い方が変わっただけ?大学入試改革に起こる推薦入試への変化
AO推薦入試が2020年度入試から変わります。
AO入試は総合型選抜へ、推薦入試は学校推薦型選抜へ
名称・呼び名が変わり、
入試方法も、より多面的・総合的に評価ができるように、
AO推薦入試には学力評価を図るための学力試験の導入を義務付け、
一般選抜(旧:一般入試)は志願者が記入する書類、
面接をはじめとする試験の導入の活用を促す
という内容を文部科学省が発表しました。
参照
https://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000161636
つまり、AO推薦入試には今まで求めてこられなかった
学力の指標、一般入試には思考力、表現力が求められるようになる、
ということです。
言うならば、AO推薦入試には一般入試の要素を、
一般入試にはAO推薦入試の要素を組み込むことになります。
では、AO入試、推薦入試は具体的にどう変わるのか、
学校推薦型選抜、総合型選抜とは何なのか、
それぞれ詳しくみていきましょう。
2.これまでの「公募推薦」?学校推薦型選抜とは
これまでの公募推薦、指定校推薦、
その他スポーツ推薦、課外活動推薦などの
高等学校を通じて受験する推薦入試は
全て学校推薦型選抜と呼ばれるようになります。
ただし、内容としては従来と同様ですが、
学力を求められるようになることで、
大学共通テスト(旧:センター入試)の受験を
求められることが必須になります。
1点、重要な点として、これまでと合格発表時期が若干異なります。
学校推薦型選抜(現行、推薦入試)
高等学校の推薦を踏まえ、
学力の3要素を多面的・総合的に評価するために
必要な期間を考慮するとともに、AO入試との関係も考慮し、
「出願時期:11月以降(現行通り)」
「合格発表時期:12月以降」
となります。
また、現行通り募集人員に規定の制限がかかり、
学校推薦型選抜で必要な推薦書については、
受験者の学習歴や活動歴を踏まえた「学力の3要素」
(● 知識・技能の確実な習得 ● 思考力、判断力、表現力● 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ姿勢)に関する
評価を記載することが求められるようになります。
以上を踏まえて受験生が抑えていくべきポイントは、
◯試験内容に学力試験が求められるようになるため、
学力アップが必須になること
◯推薦書や、調査書がさらに詳細に書かれるようになることを踏まえ、
引き続き提出書類の質の向上に努めること
上記2点は抑える必要があります。
3.これまでの「AO入試」?総合型選抜とは
これまでのアドミッションオフィス入試、
つまりAO入試は学校推薦型選抜に比べて、
試験内容も時期も大きく変わる可能性があります。
まず、試験内容についてですが、
AO入試の特性上、学校推薦型選抜のように
一定の評定基準を求めないがために、
極論誰でもうけることができ、
かつ大学によっては書類選考のみ、
面接試験のみなど試験も簡素化されている場合もありました。
しかし、試験内容に以下2つが求められるようになります。
◯小論文、プレゼン、実技などの思考力、表現力を問う試験
◯大学入学共通テスト
時期に関しては現行よりも、若干遅くなり、
学力の3要素を多面的・総合的に評価するために
必要な期間を考慮するとともに、
高等学校教育や本人の学習意欲への影響等の観点から、
教育上、より適切な出願時期とすることや、
学校推薦型選抜の出願時期も考慮し、
「出願時期:9月以降(現行: 8月)」
「合格発表時期:11月以降」
となります。
ただし、現行通り募集人員に制限はありません。
その他、学校が作成する調査書についても、
フォーマット化、記入項目・記入欄の拡充・細分化が進み、
より具体的に書かれるようになります。(学校推薦型選抜も同様)
以上を踏まえて、受験生がおさえるべきは以下2点です。
◯試験のボリュームが従来より確実に増えるため、
常に気持ち早めの計画と対応をすること
◯AO入試と変わるところがないという点で個人で応募するため、
提出書類は重点的にみられるため、書類作成に注力すること
4.これからの推薦入試受験生が取るべき対策
これまで、AO推薦入試の呼称変更を中心に、
どんな変化が起こるのかについても説明してきました。
一言で言うなら、AO推薦入試では学力試験や、
その他試験の導入によって、
難易度は従来より重くなることは間違いないでしょう。
そのため、確実に計画的に対策を進めることと、
求められる能力を身につけるために
何の勉強をしていくかを見極めていく必要が出てきます。
さらに細かい対策については、こちらの記事をご覧ください。
今回の呼称変更の大きな要因でもある、
高大接続改革の内容と受験生が取るべき対策について、
具体的に書いていますので、必見です!
今回は以上です!