【小論文で問われる文章の要約って
どうすれば正しく書けるようになる?】
小論文で要約を求められる場合、
どう対応したらいいのでしょうか?
こんにちわ。
”あなたの「人生」と「合格」にコミットする”
秋田です。
今回は、特に国公立大学で問題として
問われやすい要約問題、
そして、
問題として聞かれなくても
長文の内容を要約するにはどうしたらいいのか?
について解説します!
1. 小論文ではまず要約できてるか見られる?!
まず、要約ができるようになることが
できるのはなんで大事なのでしょうか?
その理由はまず小論文で自分の主張を書く前に、
課題文の内容が理解できているか?
そのテーマが分かっているか?
ということが大前提だからです。
問題自体の要約がある場合はもちろん、
ない場合でも、自分の主張を書く前に、
そのテーマの要約をすることもOKと
言われるくらいに大事です。
本記事のこちらの記事でも述べてますが、
要約ができているか否かが、
一般入試にある足切りに相当する、
というように、
小論文では要約ができることがみられているわけです。
では、その要約を書けるようになるために
次章で3つのコツを説明していきましょう。
2. 小論文の要約力をつけるたった3つのコツ
①具体例から読んでいくこと!
要約は具体的なことを
抽象化していく作業であると考えられるがゆえ、
抽象的な文章を見ていけ!
なんて指導されたり、
ネットでも見られることも多いと思いますが、
実は、本当に正しいやり方は
具体例から見ていくことなんです。
だって、そもそも抽象的内容というのは
具体的内容に基づいているもので、
抽象的内容を読んでも何が書いてあるか
なんてわからないからです。
イメージしてもらうといいのは、
これから東南アジアに行くから飛行機にのって
先に行っておいてくれ!
なんて言われても、
東南アジアのどこに、何の飛行機でいけばいいの?
となりますよね。
これが抽象的内容から読んだ場合に起こることです。
そうじゃなくて、
シンガポールに行くから
ジェットスターという飛行機で先に行ってて!
と言われた方が
「あー、なるほどね!」
とうなづけるはずです。
ですから、要約する時は
具体例から読んでいくことが大事ですよ!
②自分の言葉で必ず言い換えろ!
要約では、難しい言葉を自分の言葉で
簡単に言い換えることが求められます。
例えば、
精神世界と物理世界をキーワード、
及びテーマとした課題文である場合、
そのまま要約で精神世界と物理世界、
と書いても良いのでしょうか?
特に長い横文字や、漢字4文字で構成された言葉は、
言い換えが必要な場合がほとんどです。
言い換える時は、
その対象である言葉の意味を
自分の頭で考えるのではなく、
課題文の中で
簡単に説明しているところはないか
探してみてください。
それが見つかったら
うまくその文章を使って
自分の言葉で言い換えましょう。
③構成は小論文の基本と同じ!
例え、要約でも構成は小論文と全く同じです。
つまり、
主張(テーマの説明)→根拠→主張(結論)
の流れで書きましょう。
なぜなら、
この流れが最も自分も相手も理解しやすく、
特に要約では「内容の読みやすさ」は大事だからです。
だいたい、
要約を見て内容がわかれば
それは正しくできていることも
多いですからね。
3. どうしても要約ができない人の要因と対処法
次に、毎年要約でつまづく人がいるのですが、
その3大理由とそれぞれの対処法を紹介しましょう。
①課題文にある文章をつなぎ合わせただけ
これが最も多い理由です。
要約してね、というと
ただ課題文にある文章をつなぎ合わせただけで、
意味の通らない文章になっているパターンです。
いざ、自分でも読み返してみな?と言って読ませると、
自分で書いたのにあれ?これ何が言いたいんですか?
となってしまうんですね。
この対処法としては、
まず要約というものが何をすればいいのかということを
理解することが大事です。
要約は簡単にいうと、
まだその文章を読んだことのない人に、
その文章の言葉を自分の言葉に言い換えて、
簡単に伝えてあげる、
ということですよ。
ですから単につなぎ合わせても意味がないんです。
②言い換えるは良いものの、本来の意味とズレてしまう
これは要約を理解できて、
次に起こりやすい失敗です。
言い換えるといっても、
あくまで文章中の言葉を
自分の頭の中にある語句に変換するということなのに、
文章中の言葉を言い換えず、
ただ自分の頭の中にある言葉を
羅列しているだけなので、
意味が変わってきてしまいます。
要約は、本来の長い文章を要点をまとめて約す、
つまり短くすることですから
内容が変わってしまったらおかしいですよね。
③具体と抽象の区別がつかない
具体と抽象の区別がつかないというのも、
失敗例で多いです。
それぞれ意味を調べれば出てきますが、
最も簡単にいうならば、
一語、一文で意味が1つに決まる、意味が簡単に分かる言葉→具体
一語、一文で意味が1つに決まらない、解釈が人によって異なる言葉→抽象
これで考えれば意味がわかるはずですよ。
4. 要約の練習はひたすら難文読解しまくれ!
これまで、
要約を書くコツや
要約の失敗例と対処法を
説明してきましたが、
要約のレベルを上達させる、
要約を書けるようになるためには、
練習量と添削
が大事ですよ。
この記事の内容はあくまで土台。
そこから練習することで、
要約力をどこまで積み上げられるかが
要約力のレベルを左右します。
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